拡大する市場と動画広告
動画広告市場は順調に拡大し、動画の活用が様々な場面で活用されることが多くなっています。
インターネット広告においても、動画広告のニーズの高まりにより、様々な広告サービスが動画広告に対応するようになりました。
Googleはもちろん、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNS広告、そしてmaioをはじめとしたアドネットワーク広告でも動画広告への対応が進み、様々なWebサイトやアプリに対して動画広告が配信できる環境が整いました。
一方で、広告主はプロモーションの成功のために、それぞれの広告サービスや広告フォーマットに合わせて最適化された動画広告を作成する必要が出てきています。
今回は、maioの中心的な広告フォーマットである動画リワード広告の特徴を踏まえた、最適化されたベストな動画広告の作り方を紹介したいと思います。
動画リワード広告とは
動画リワード広告は、ユーザーにアプリ内のインセンティブを付与する代わりに、30秒程の動画広告を視聴してもらう広告フォーマットです。
課金体系は様々で、CPV(再生課金)やCPCV(再生完了課金)、CPI(成果報酬課金)などあります。
広告配信のフローは
①ユーザーが動画広告の視聴を選択
②動画広告の再生
③再生完了後、エンドカードと呼ばれるバナーが表示
④エンドカードをクリックした場合、商品LPやアプリストアに遷移
のような形になっています。
動画リワード広告のフォーマットとしての特徴は
①ユーザーが選択して再生するオプトイン形式の広告であること
②ほぼ最後まで再生完了されること
③フルスクリーン型の動画広告であること
が特徴として挙げられます。
この特徴を踏まえて、最適なベストな動画広告の作り方とはどういうものか考えていきましょう。
コンテンツの整理
動画広告の作成に入る前に、まず、プロモーションしたい商材のコンテンツを整理しましょう。
商材のコンテンツを因数分解し、把握することで、どういったコンテンツをどういったユーザーに訴求するべきかが見えてきます。
例えば、ゲームアプリで簡単に考えてみましょう。
上記の通り、ストーリやキャラクター、ゲームシステム、アイテムやガチャなど、ゲームアプリは様々なコンテンツで構成しています。
それらを一つずつ洗い出し、レイヤー毎に因数分解していきましょう。
例えば、多くのゲームアプリのゲームシステムは、育成要素があり、オンラインプレイができ、その他、様々なやりこみ要素があります。
さらに、オンラインプレイを分解すると、協力プレイやオンライン対戦に分解できるかもしれません。
育成要素を動画広告で訴求すれば、育成ゲーム好きなユーザーの反応を得ることができるでしょう。一方、オンライン対戦要素を訴求すれば、バトルゲーム好きなユーザーの反応を得れる可能性が高まります。
動画広告を作成するにあたり、どういった内容にすればいいのかは躓きやすいところですが、こういった形で商材のコンテンツを分解することで、どういったコンテンツをテーマに動画広告を作っていけばいいのかが整理できますね。
動画広告の企画
コンテンツを整理した後は、動画広告の企画に移ります。
テーマと訴求するコンテンツを決める
まずは、その動画広告がどういった目的で、どういったターゲットに対して配信されるものなのか決めることが必要です。
目的は、ブランディング、新規ユーザーの獲得、リテンション
ターゲットは、男性、女性、年齢、職業、趣味趣向など、様々な要素があります。
そこで、前述で例に出したゲームアプリで簡単に考えてみましょう。
■目的 新規ユーザーの獲得
■ターゲット 20代~30代の女性で社会人、ゲームは仕事の合間にするがゲームをする理由はストレス解消というよりは、癒しや、目の前のタスクから一旦距離を置きたいという理由が大きい。
上記のような目的とターゲットを設定した場合は、
「コアアクション」を訴求したり、「オンライン対戦」を訴求コンテンツとして選択するのは良い選択とは言えないかも知れません。
ベターなのは、ゲームシステムの「育成」を訴求コンテンツとして、動画広告の中で癒しを表現することでしょう。
それに加えて、女性向けのかわいらしい「キャラクター」がいれば、それを訴求コンテンツとして組み合わせ、動画広告に落とし込んでいきます。
テーマ(目的×ターゲット)を決め、最適なコンテンツを訴求することで効果の高い動画広告を生み出すことができるのです。
構成を決める
次に、動画広告の構成を決めましょう。ここでは広告フォーマットの特性を理解して最適な構成を考える必要があります。
改めて、動画リワード広告の特徴は
①ユーザーが選択して再生するオプトイン形式の広告であること
②ほぼ最後まで再生完了されること
③フルスクリーン型の動画広告であること
①と②の特徴から、インストリーム動画やアウトストリーム動画のように「最初にユーザーの興味を引き、最後まで見てもらえるようにする」ことを構成の中で強く意識することはありません。
「構成の最初にインパクトのある要素を入れないと、動画広告を見てもらえない」という心配をあまりする必要がないのです。
つまり、動画リワード広告では「最後まで視聴してもらえる」ことを前提に構成を考えることができます。
maioでは、動画リワード広告の長さは最大30秒となっているため、30秒フルに使い、ユーザーの訴求できる構成を推奨しています。
30秒を長いと考え、10秒や15秒、20秒の動画広告も多く作られてきましたが、新規ユーザーの獲得、つまりCPIやCPAの観点でいうと、動画リワード広告では30秒フルに使った動画広告が一番効果が良いようです。
③の特徴から、動画リワード広告は多くの場合、フルスクリーン型の動画広告を配信できるため高い訴求力を実現できます。
サイズは16:9または9:16、動画広告の向きは配信先メディアによって左右されてしまうのですが、縦で配信されるケースが多いです。よってフルスクリーン型の縦型動画広告を作ることが有効です。
ABテスト
動画広告を作成し配信をしたところでプロモーションは終わりではありません。
配信後、ABテストで動画広告それぞれの効果を比較し、より効果の高い動画広告を作り出すことが必要です。
多くの広告サービスでは、動画広告ごとの効果が開示されており、効果が良かった動画広告とそうではない動画広告を比較することができます。
効果が良かった動画広告の要素を分析することで、さらに良い動画広告を作り出すことにつながります。
また、maioをはじめ、多くのアドネットワーク広告では配信先が開示され、配信先それぞれの効果が確認できます。
例えば、仮にマンガアプリで全体的に効果が良かった場合、「ストーリー」や「キャラクター」コンテンツを訴求した動画広告を作成し、配信した方がさらに良い結果がでるのでは。と考えることができます。
マンガアプリのユーザーは、ストーリーやキャラクターに強い魅力を感じるユーザーが多く、高い反応を得れる可能性が高いと判断できるためです。
動画広告を最適化し、プロモーションを成功へ
様々な広告サービスで動画広告を活用したプロモーションが実施できるようになった一方、広告サービスや広告フォーマットごとに最適化された動画広告を作り出すことが重要になってきています。
そして、maioでは無料の動画広告作成サービスも提供しています。
動画リワード広告をはじめ、広告フォーマットに最適化された動画広告を手軽に始められる点で高い評価を受けています。
是非、最適化された動画広告を活用したプロモーションを実施されたい場合には是非、maioまでご相談下さい!
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Daisuke Shigetaka
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