インターネット広告市場は伸び続けており、特にその中でも成長の期待が大きいのが動画広告です。
市場予測では、動画広告市場は、2018年に前年比1.3倍の1,845億円、2023年には3,485億円規模にまで成長をすると予測されています。
様々な業界において動画の活用が進められてきており、大きな広告予算を持つEC業界も例外ではありません。
テキストや写真だけでは伝わらない商品の魅力を伝えるため、動画を使ったマーケティングが積極的に行われてきています。
しかし、化粧品や健康食品など「単品通販系EC」における動画広告の活用は、広告予算の大きさの割にはそれほど進んでいない印象です。
ECの広告出稿に関しては、リスティング広告やYDN・GDNに代表される各種ディスプレイ広告、アフィリエイト広告など、幅広く広告メニューを実施しているケースが多い中、動画広告・動画マーケティングにはあまり予算は投下されていないのが実情ではないでしょうか。
新しい広告メニューに取り組みたいと考える担当者の方も、動画に関してはなかなか情報が入ってこなく取り組みに積極的になれないかも知れません。
また、動画広告はECの売上にはつながらないと考えているマーケティング担当者の方もいるのではないでしょうか。
今回はECの動画広告・動画マーケティングでアプリ動画アドネットワークmaioがどう役に立てるかお伝えしていければと思います。
maioとは
まず、maioがどのような広告サービスか分からない方もいるかと思いますので、改めてmaioのご紹介をします。
maioはアイモバイル社が運営するアプリ動画アドネットワークになります。スマートフォンアプリ内にフルスクリーン型の動画広告を配信することができます。
2015年のリリース後、順調に国内シェアを伸ばし、現在では国内トップクラスの規模を誇る動画アドネットワークとなっています。
アドネットワークの規模は配信先となるメディアの数と個々の規模に比例しますが、maioは現在、国内のトップメディアを含む9,000以上のアプリへ動画広告を配信でき、800万人以上にリーチできるネットワークを構築しています。
広告フォーマットは動画リワード広告が主力です。
動画リワード広告とは動画の完全な視聴の対価としてアプリ内のインセンティブがユーザーに付与される広告フォーマットです。
成長性の高い広告フォーマットとなっており、国内の動画リワード広告の市場は、2018年には170億円、2022年には378億円規模に拡大すると予測されています。
動画リワード広告市場の伸びとともに、アプリ動画アドネットワークとして成長を続けているmaioですが、その中身は大きく変化しています。
例えば、以前までのアプリ広告がほとんどだった状況は変わり、最近では化粧品や健康食品など単品通販のEC広告の出稿割合が大きくなっています。
現在では、EC広告の予算が全体の4割以上を占めるようになってきている状況です。maio自体の売上も上がっているため高い成長率となっています。
大きく増えたEC広告の出稿
以前まで、maioの広告主はゲームアプリやマンガアプリなどのアプリ広告が大半で、EC広告の配信はほとんどありませんでした。
広告フォーマットの特性上、アプリ広告との親和性の高さはすぐに理解されても、EC広告との親和性は理解がされにくかったのです。
多様化したメディア
しかし、配信先であるメディアの状況が変わったことがEC広告主の認識を変えました。
以前まで、配信先といえばゲームアプリの広告枠への配信がほとんどでしたが、昨年頃からニュースアプリや大手キャリアのツールアプリなど「非ゲームアプリ」も動画広告枠の導入を始めたことで、幅広いユーザーにリーチができるようになりました。
中には20-40代の女性ユーザーがボリュームゾーンの非ゲームアプリなども多くあり、EC広告と親和性が高いメディアの広告枠在庫が増えたのです。
それを要因としてEC広告では獲得数が伸び、獲得効率も上がったことがEC広告の出稿予算を大きくしました。
昨年と比較すると、EC広告の出稿額は数百倍に伸びており、広告メニューのひとつとして認知されて始めています。
単品通販のECでは、費用対効果が合えば商品在庫が切れるまで広告予算を投下し続けるというマーケティング傾向がありますが、maioの場合もそれは例に漏れず、月間数千万円程の広告予算が投下されることもあります。
ECの動画広告・動画マーケティングでmaioを使う理由
動画広告の市場感やmaioをご紹介をしたところで、ECの動画広告・動画マーケティングでmaioを使う理由を説明していきたいと思います。
フルスクリーンの動画広告でユーザーに商品を訴求できる
maioの主力フォーマットである動画リワード広告は完全視聴型のフルスクリーン動画広告です。
動画リワード広告の特徴は高い訴求力と、ユーザーに選択権があるということです。
ほとんどの広告フォーマットと異なり、動画リワード広告ではユーザーが最初に動画広告を視聴するかどうかを選択します。
つまり、無理やり動画広告を視聴させるものではないため、ユーザーにストレスを与えることが少ない広告になります。
また、インセンティブを付与する特性上、ほとんどの場合、動画は最後まで視聴されます。
これらの理由から動画リワード広告は、広告では珍しくユーザーにポジティブに捉えられる広告フォーマットとなっています。
そして、タイムラインに表示されるような動画広告では、まずはユーザーに見てもらう、興味関心を引くというところから、スキップされずに最後まで見てもらえるにはどうしたらいいのか、など色々と考えなければいけません。
それに対して動画リワード広告の場合はそうした心配はいりません。「いかに動画の中で商品の魅力をユーザーに伝えるか」ということに集中することができます。
また、多くの動画広告では、ユーザーに動画広告の内容を十分届けられていない場合でも料金が発生してしまうかもしれません。再生や再生開始何秒後という単位で料金が発生することが多いためです。
それに対して、maioの場合は視聴完了の時点でしか料金が発生しません。完全にユーザーが動画を視聴した場合のみ料金が発生します。
maioの場合、30秒間、動画広告が配信されます。
テキストや写真では伝わり切れない商品の魅力をフルスクリーンの動画広告で30秒という時間伝えることができるため、高い訴求力を発揮するのです。
新しい配信面に滞在するユーザーにアプローチできる
ECのマーケティング担当者の頭を悩ますのは、常に新しいEC広告の出稿先を探さなければいけないということです。
リスティング広告や各種ディスプレイ広告、アフィリエイト広告など、ECの定番とも言える広告メニューでは、競合の広告配信も集中しており競争が激しくなっています。
競争の激しさがコストを上げることになり、獲得効率も悪化してしまうこともあります。そのためマーケティング担当者は常に新しいユーザーとの接点を探し続ける必要があります。
その点、maioのようなアプリ動画アドネットワークでは、EC広告の配信は始まったばかりです。上記の広告メニューと比べて競争が激しくありません。
また、これまでの広告メニューではリーチできなかった配信面に対してアプローチできるようになることで、新しいユーザーにリーチすることができるのです。
クリエイティブのPDCAを回せる
ECのマーケティング担当者にとって、動画広告のクリエイティブを用意しなければならないことは大きな悩みです。
動画広告の外注費用も高額なことも、動画広告への出稿に積極的になれない理由のひとつではないでしょうか。
maioでは、クライアントの動画作成をサポートするクリエイティブチームがおり、動画クリエイティブの作成や改善を行っています。
このおかげで動画クリエイティブを保有しない広告主もmaioへ出稿ができるようになり、大きな成果を挙げることができています。
ECの動画広告・動画マーケティングの障壁となっているクリエイティブの問題をmaioでは解決することができます。
EC広告で新しい試みを検討されている際にはぜひmaioへ
今回はECのmaioの活用状況や、maioを使うべき理由などを紹介させていただきました。
ECにおける動画広告の活用はまだ始まったばかりで、今後さらに活用が拡大していくと予想できます。
これまでと同じ広告メニューを続けており、新しい出稿先や新しい試みを探さなければと危機感を持っている場合、maioがひとつの選択肢としてお役に立てるかと思いますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
maioについてもっと知りたい
このブログは株式会社アイモバイルの動画アドネットワーク「maio事業部」のメンバーが運営しております。 maio blogを通じて、maioや動画広告に興味を持っていただけましたら、こちらよりお気軽にお問合せくださいませ。
Daisuke Shigetaka
最新記事 by Daisuke Shigetaka (全て見る)
- 広告出稿でユーザーを大幅増へ!ブルークリエイター様にご紹介頂けました - 2019年7月26日
- 広告出稿でダウンロード数が25倍に!マガジン『週刊ふんどしパレード』でmaioをご紹介頂きました - 2019年7月9日
- アプリプロモーションで利益を出すために理解するべきROASとLTV - 2019年6月28日