ヒットポイント様に『旅かえる』についてインタビューさせて頂きました!
―旅かえるについて教えてください!
旅かえるは今年11月で1周年を迎えたゲームAPPです。
ゲーム内容は、旅好きのカエルに持ち物を用意してあげて、旅立たせてあげるのですが
そのお礼に、旅先の写真や道中の写真をお土産としてもらえる、放置型シュミレーションゲームになります。
総DL数は3,800万DLを突破し、1日の平均起動回数は3回くらい起動して頂いてます。
―放置型ゲームなのに、1日の起動回数が3回とは多いですね!
カエルがくれるお土産の写真が可愛くて、早く帰ってこないかな~ってついつい開いちゃうんですよね。(笑)
旅かえるでの他のアプリとの違いはどこになりますでしょうか?
他の放置型アプリと基本的には同じだと思います。
ただ、他アプリと違って、待ち時間が圧倒的に長いです。長いと3日とかですかね。
―3日!!かなり待ちますね。
はい。なので手間がかからないというか、ユーザーさんのタイミングで空いた時間にプレイ出来るような設計にしました。
―なるほど。ログインボーナスとかもないので、無理に毎日ログインしなきゃ!って強制感もないですもんね。担当者が思う、旅かえるにハマるポイントはどこになりますでしょうか?
やはり、自分の好きなペースで進められる事です。
ユーザー同士でお土産の写真の見せ合い等はありますが、キャラクター同士を戦わせたり、他者との競争がないので、無理せず遊べる所が魅力だと思います。
―自分のペースで遊びたいときに遊ぶ、ゲームのあるべき姿ですね。
旅かえるはどのようにして生まれたのでしょうか?
元々、うちのチームは、企画する人が興味のあるものにこだわりや情熱を込められるようなゲーム作りをしています。
私が旅かえるを企画する時に、私自身、旅が好きなので旅を題材にしようと思いました。
動物をカエルにしたのは、旅から帰る、というダジャレ的な意味も込めてですね。笑
―ああ~!なるほどですね!
ずっと、なんでカエルなんだろうと思っていたのですが、そういう意味だったのですね。
そうなんです(笑)
ただ、メインターゲットとする層がやはり女性が多いので、本当にカエルを使うのかは悩みました。
女性は現物のカエルが苦手な方が多い印象なので。。
―私も実物のカエルはちょっと苦手です。。。笑
でも、絵のタッチが可愛くてカエルの印象が少し変わりました。
そうですね、デザインは全て自社内で行っているのですが、絵本のようなタッチで親しみやすいデザインにしました。
―可愛くて親しみやすい旅かえるですが、アプリのこだわりはどこになりますでしょうか?
カエルが旅するのですが、旅をする場所も現実の場所やキャラクターも意識しました。
写真の中に出てくる文字情報でどこの場所か明確にしなくても、与えられた情報の中で
ここはどこなのか読み取ってもらったり、考察してほしいと思っています。
―確かに、ここどこだっけな~って思う写真あります!
似てる場所は知ってるけど、本当にそこなのかな?貰ったお土産は、あの場所のかな?とか考えたりします。
私、愛媛出身なんですが、愛媛は真珠の養殖が盛んでして。
これ絶対愛媛のお土産だ!って思ったお土産を貰った時はテンションあがりました。笑
そういう考察をして頂けるのが嬉しいです。笑
―ちなみに、日本だけでも観光地ってかなり多いと思うのですが、決めるの大変だったんじゃないでしょうか…?
そうですね、ローンチの前は2~3か月くらいかかりました。
目的地に関しても明確にこの場所!とは決めていないのですが、各都道府県でカエルがどういった所に訪れるのか雰囲気や想像で話し合って決めております。
―旅かえるで行っている、継続的にアプリを使ってもらうための施策は御座いますか?
ログインボーナス等は用意していないのですが、ねこあつめとの違いとして、通知を導入しております。
カエルが戻ってきたら通知が来るようにしているのですが、カエルが長い時で3日くらい帰ってこない時もあるので、そのタイミングでユーザーさんもアプリに戻ってきてくれたらなと思い、導入しました。
―確かに、アプリ起動しても戻っていない事が多いと、起動するのを忘れるユーザーさんも
いるかもしれないですもんね。
あとは、コンプリート出来るようで出来ない設計にしているところですかね。
実は、貰える写真の中での目的地や固有のもの、旅している様子の写真やお土産等同じものではなく、若干違っているんですよ。
これらは、貰うタイミングによって画像がさし変わるので全員が同じものを必ず貰えるわけではないんです。
―確かに、似ている写真でもよく見ると若干違うって写真あります!
そうなんです。
例えば、風景は同じでも旅の道中で出会った仲間が写っていたりですね。
―確かにコンプリート出来ないですね…
だからこそ、ユーザーさんはこの写真欲しい!となってアプリを継続的に起動するんですね。
ちなみに集客はどのように行っているのでしょうか?
出稿はしてないですね。
というのも、リリースまでは、もしかしたら売れないかも…と思っていたので。笑
ただ、ねこあつめと似た機能なのですが、貰った写真をシェアできるようにしております。
―ねこあつめは、ユーザーさんが写真を撮ってSNSに上げる事でユーザーさん同士でコミュニケーションが発生する仕掛けでしたよね。
はい。旅かえるでは、お土産にもらった写真をSNSに上げて場所等をユーザーさん同士で考察できるような仕掛けを作りました。
写真のシェアは強制感がなく、ユーザーさんのタイミングで出来るのがいいなあと思い、取り入れました。
そこでシェアされた写真を元に口コミで一気に広がっていきました。
―なるほど!ねこあつめも旅かえるも“写真”がキーワードになっているのですね。
ノンプロモーションで3800万DLってすごすぎる…!
中国でのDLがかなり多いとの事ですが、どのくらいの割合なのでしょうか?
中国からのインストールは全体の7割くらいですね。
中国のSNSで有名な方が呟いてくれたらしく、そこから一気に広がったようです。
―すごい…。中国は拡散力強そうですもんね。
中国はスマホ文化も強いですし、あと国民性の違いなのかなと思うのですが、
中国の方は、自分のいいと思ったものを他人に積極的に進めるイメージです。
火がついてからの広がりは本当に早かったですね。
リリースして、まずは日本国内で展開し、徐々に海外展開していこうと考えていたので
リリース後2-3か月で海外からのDLが一気に伸びたのは想定外でした。
―目的地や道中の写真も国内のものですよね。
そうです。
ただそれが海外の方にウケたのかなって。嬉しいキャップでした。
―そんな旅かえるですが、マネタイズはどうされていますか?
今は、課金と広告でマネタイズを行っております。
最近では、広告の割合が多くなってきております。
―元々課金の方が多かったんですね!
課金しなくても楽しめるような設計にしているのですが、
一気にアイテムを買って、あとは自然と貯まるクローバでちょっとづつアイテムを買っていくような方が多いですね。
最初に課金すれば、ゲームは進めやすくなるので。
―私も実は課金して、アイテム買っちゃってます。笑
ねこあつめでも使って頂いていましたが、旅かえるでも動画リワードでmaio使って頂いてますよね。
今回の導入箇所も面白い!と思ったのですが、導入箇所はどのように確定されたのでしょうか?
そうですね、元々動画を入れてがっつりマネタイズしよう!というわけではなく
作品のコンセプトを崩さず、ユーザーさんが不快に感じない部分に違和感なく組み込みたいと思っていました。
あとは、動画広告を導入する事でゲーム自体が面白くならないかなという興味本位ですね。
―動画リワードは、動画視聴でラジオのリクエスト券がもらえる部分での導入ですよね。
なぜ、付与するインセンティブはクローバーではなかったのでしょうか?
やはり、ゆっくり楽しんでもらいたいと思ったからです。
クローバーを付与する事で、ゲームの攻略速度に差がついてしまいますので、そこで影響を与えない部分に導入しました。
―なるほど。
ラジオのリクエストは階層も深いので、コアユーザーさんが見る印象かつ見れるのがレア!と思うような導入方法ですよね。
そうですね。
今の導入部分は、流れる音楽のリクエスト券がインセンティブなので、
進行速度に影響は出ないですし、動画広告をコンテンツの一部として動画を見て頂きたいなと思っております。
―動画リワード以外にも、弊社の静止画インタースティシャル広告も導入頂いてますよね。
開くたび、今回はまいまいチラシ持って来てくれてるかなってワクワクしちゃいます。
この部分も、キャラクターが持ってきたものだと違和感なくコンテンツの1つとして受け入れられやすいのでは?と思い導入箇所を決めました。
―そうですよね。実際、私も毎回楽しみに見てますもん。笑
中国ユーザーが多い中、i-mobileやmaioを選んでいただいた理由はなんでしょうか?
ねこあつめの導入時に、しっかりと広告の管理をして頂き、安心感がありました。
あと、まず日本でのトラフィックをしっかりと伸ばしたかったので、i-mobileさんとmaioさんを導入させて頂きました。
―嬉しい一言…!ありがとうございます。
今後の旅かえるはどうなっていくのでしょうか?
ユーザーさんの口コミで広がったアプリなので、今後もお客さんを裏切らないようなアップデートをしていきたいですね。
―ヒットポイントさんとの対談は二回目ですが、今回もユーザーさんに対する愛を沢山お伺いする事が出来ました。
私も一ユーザーとして、今後も楽しみながらプレイさせて頂きます!
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藤田 恵理
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