世界最大級のゲーム開発者イベント、Game Developers Conference 2018(GDC)レポート

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こんにちは!maio事業部メディア営業の樋川です。
先月3/19~3/23、アメリカはサンフランシスコにて開催された「Game Developers Conference」(通称GDC)に参加してきましたのでレポートさせていただきます。
Google、Appleなど名だたる企業が本社を構えるシリコンバレーから北に60km程離れた土地に位置するサンフランシスコですが、こちらもUberやAirbnbなど、著名なITスタートアップ企業が本社を構える街になります。

2018年は参加者数の記録を更新

GDCが開催されているのは市街地に位置するMoscone Center。
毎年2月~3月頃に開かれるこのイベントは、世界的なゲームカンファレンスとして有名です。この時期になると世界各国からデベロッパーやパブリッシャー、広告業界人等が大勢集まります。今年は約2万8,000人が参加したようです。
会場のMoscone CenterはWest、North、Southとホールが分かれており、Westは主にセッション会場として使われ、NorthとSouthはゲームや広告会社のブースが立ち並びます。
今回、セッションを聴く機会は残念ながらなかったのですが、イベントの雰囲気や出展企業の傾向などをお伝えできればと思います!

大勢の来場者で賑わっていました。
大きくブースを出展し目立っていた企業としては、AR/VRソリューション推しのGoogleやソニー、Oculusなど、クラウドサービスを大きく掲げて出展していたAmazon、Microsoftなどが挙げられます。
ゲーム会社のブースとしてはちょうど先日リリース以降人気爆発中のバトロワ系タイトル「Fortnite」のEpicGamesが特に目を引き、早速夢中でゲームをプレイする人も・・・。

自分の世界に入って楽しんでいる人が続出。
仕事なんて忘れて3時間くらいプレイしちゃいそうですね。

広告系としてはAdcolonyやFacebookなど。
FacebookといえばHTML5のインスタントゲームが世間を騒がせていますが、Facebook Gamingという名を冠してのブース出展で、これからの広告メニュー展開を期待させていました。

AR/VR系ソリューションがより身近に

今回のトレンドとして、ゲーム関連ではやはりVR/AR系ソリューションでしょう。
Googleでは2月に発表したARCoreというツールをメインコンテンツの一つとしていて、ARアプリ開発の簡易化をアピールしていました。
そんなGoogleブースでは米国の大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』のARゲームをはじめ複数のARアプリ(会場にゾンビがわらわら出てくる。本気でムズイ)のプレイスペースを設けていたり、これからのARゲーム市場の拡大を予感させる様子でした。

広告メニューとしてのトレンドは前述の通り動画広告、プレイアブル広告で、ゲーム広告主の利用は着実に増えているようです。

(引用:https://www.marketingcharts.com/digital/mobile-phone-81668)

App Install Marketing Surveyによると、上位パブリッシャーが費やすアプリインストールキャンペーンの出稿予算のうち、57%が動画広告に費やされているようです。
うち27%がフルスクリーン動画広告、21%がソーシャル動画広告との事で、この二つでアプリインストールにかける出稿予算のおよそ半分を占めている形になります。
調査対象パブリッシャーのおよそ80%が上記2つの動画広告がキャンペーン目標を達成する事に対して効果的という印象をもっているようですが、最も期待されている広告フォーマットとして、47%のパブリッシャーがプレイアブル広告を挙げています。

このように、世界ではもはやアプリキャンペーンになくてはならない存在となった動画広告。日本でも2018年は昨年比200%以上の成長規模が予想されているなど、今後の市場拡大が期待できますね!
また、プレイアブル広告は日本ではまだまだこれからな印象ですが、海外諸国に追随する形で広がっていくのかと考えると、これはまた楽しみです。

来年は2019年3月18日~3月22日に開催決定

このような形でレポートさせていただいたGDCですが、既に2019年の開催も決定しているそうです。来年はどのような様相になっているのか気になりますね。
是非、皆様も参加してみてはいかがでしょうか?!

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