(左から)アンジー森さん、maio藤田恵理、アンジー川野辺さん
Pico sweetを運営するアンジーさんにインタビューさせて頂きました!
―アンジーさんについて教えて下さい!
(森)アンジーは元々、出版企画とweb関連の制作会社から始まりました。
2010年頃にAPPが流行り始めていた事もあり、APP開発もするようになりました。
でも2013年頃まで、何もなくて…
2013年にMy Heart Cameraをリリースして、すぐApp Storeのランキングで上位になったところから、APP提供を本格的に行うようになり、My Heart Cameraから3か月~4か月後にPicoSweetをリリースしました。
―なるほど!PicoSweetはどんなAPPですか?
(森)写真にフィルターやスタンプ等で好きなように可愛くデコれるAPPです。
女性の利用者が95%で、職業は、学生、就労者、主婦で三分されます。
―実は、私もPicosweet使ってました!
そもそも一番初めにリリースしたMy Heart Cameraを制作されたキッカケって何だったのでしょうか?
(川野辺)当時、どんなAPPが流行るかなって考えていたある日、妻が熱心に画像加工してたんですよ。
何してるのかと思ったら、気に入ったハートのスタンプが見つからなくて必死に探してたんですよね。そこで、ハートのスタンプだけを集めたAPPがあればいいんじゃないかと思って、リリースしました。
―これぞ、ユーザーさんの声を形にしたものですよね。
(川野辺)そうですね。最初は、バイトの女の子や、ぼくたちでハートを書くところから始まりました。
ハートを書いたものの、実際スキャンすると若干色が変わるため、思い通りにの色を探すために画材屋さんでひたすらハートの為に試し書きをしてました(笑)店員さんに「もっとウェッティな色ないですか?」とか聞いてましたが、試し書きでひたすらハート書いてるってやばい人だと思われたでしょうね(笑)
―それ想像したら面白いですね(笑)
Picosweetならではの魅力はどこでしょうか?
(川野辺)当時はテンプレ機能でしたね。今はもうどんなAPPにもある機能ですけどね(笑)
今も昔もそうですが、中には、加工したいけど上手く出来ないって人や、加工するのがそもそも面倒ってユーザーさんも居るので。
(森)テンプレ機能を使って加工した画像をSNS等に載せると思うんですが、例えば、インスタだと、サムネイルで見た時に、全体的に統一感があり、綺麗に見えるのでフォロワーが増える説とかもあって、テンプレ機能を活用されている方もいらっしゃいます。
―確かにお洒落っ!!テンプレは私も重宝してました。自分で配置するより、うまく加工出来た気がしますもん(笑)
(川野辺)そういったテンプレ機能ですが、実はMy Heart Cameraのリリース後、色んな画像加工APPを見てた時にデコが動かせないなって気付いて、これ動かせたらいいんじゃないかと。Picosweetで実装したデコを動かせる機能も、当時は弊社だけでした。
元々ある完成されているテンプレでも、ユーザーさん自身で触れれる事が出来た方が楽しいですよね。
―なるほど。確かに、テンプレでも若干このスタンプもう少しずらしたいなって思う事ありますよね。
(川野辺)あと、シェア機能ってのもあって、ご存知でした?笑
―シェア機能?!知らなかったです。。。!
(川野辺)例えば友達が投稿した画像を見て、このテンプレ可愛いな~使いたいな~って思う事、1度はありませんでしたか?
その時どのAPPで加工してるのか分からない、どこからそのテンプレを持ってくればいいか分からないってユーザーさん達の為に、URLから直接そのテンプレに飛べるようにしたんですよ。
―これ、すごいですね…!ユーザーさんからするととても嬉しい機能だと思います。
(川野辺)ありがとうございます。
なので、UIは、他APPとあまり差別化を図りませんでした。
ただ、ユーザーさんが使う際にテンションが上がるように見た目は可愛く、基本的なレイアウトは分かりやすくという所を気を付けました。
―たしかにツールだからって味気なくしちゃうとテンション上がらないですもんね。
Picosweetでは継続的にAPPを使ってもらう施策や集客は、どのような事を行っていますか?
(森)「写真加工」というカテゴリ自体、ユーザーが入ってきやすいので出稿はしておりません。
ただ、キャンペーンは定期的に行っています。
例えば、ハッシュタグのタイトルを決めて、写真を投稿してもらい
抽選で当たったユーザーさんにプレゼントをあげます!のようなキャンペーンです。
これは、アンジー単体で行う事は少ないのですが、加工スタンプを提供してくれているクリエイターさんからの要望で開催する事が増えましたね。
PicoSweet賞では、TDLのペアチケットだったり、クリエイター賞では、クリエイターさんのイラスト原画だったり、結構ご好評を頂いております。
―めちゃくちゃ魅力ですね!私なら毎回参加しちゃいます!
(森)ありがとうございます(笑)
また、コンテンツ追加自体も順次行っております。
―それ以外にDLやユーザー数が増える時は御座いますか?
(森)テレビで取り上げてもらった時は上がりました。
今までに『キスマイBUSAIKU!?』で、二回ほど、あります。
放送後は、ストアの人気検索で上がってきてましたね。
アイドル好きの方は、推しメンの写真をデコるのに使うらしく、元々の親和性が高いみたいです。
―そうなのですね!それにしても、やっぱりテレビの影響ってすごいですね…笑
アプリ運用で苦労するところは御座いますか?
(森)やっぱり他ジャンルと比較して、マネタイズが難しいですね。。。
(川野辺)動画リワードを導入するときも、インセンティブとするものの設定には、最初悩みました。
―ツール系はインセンティブ設定が難しいですよね。
今、Picosweetのマネタイズはどうされているのでしょうか?
(森)今、バナー広告・純広告・課金・動画リワードでマネタイズしています。
その中でも、動画リワードは動画を見てスタンプをお試しで使う事が出来るという部分で導入しております。
実は、元々、課金しないと全く使えない仕様だったんです。
しかし、せっかく配信しているスタンプなので、もっとユーザーさんに使ってほしいという思いと、イラストを提供してくれているクリエイターさんに少しでも還元出来たらという思いで、導入する事に決めました。
―課金する前に実際お試しで使えるのが、嬉しいですね。
積極的にご導入頂いた動画リワードですが、ご導入前に懸念点はありましたか?
(川野辺)そもそも配信される案件がユーザー属性に会うのかどうかも含めですが、世界観が守れるのかどうかは気になりましたね。
あと、世界観があったとしても十分な広告在庫はあるのかも懸念点の1つでした。
ただ、他APPでも動画リワードを見る機会が増えてきていたので、導入を決めました。
―なるほど。実際、導入後の感想はいかがでしたか?
(川野辺)ユーザーさんからはプラスの声ばかりでした。
買わなくても使えるから嬉しいとの声を沢山頂きましたし、お試しいただけることで、課金率自体も上がりましたね!
また、その中でもmaioさんは収益性も高く、案件在庫も多かったので、大変助かっております!
―そう言って頂き嬉しいです。ありがとうございます!
実際、導入方法を選定するにあたり考慮された事はありますか?
(川野辺)そこで言うと、あまりないんですよね…笑
ただ、UIの部分に関しては、他サービスもやっていたので、あまり不安はなかったですね。
―ありがとうございます!
今後のアンジーはどうなっていくのでしょうか?
(森)実は、AR SweetというAPPを新たにリリースしました。これは空間をデコって動画が撮影できます。
今後も、動画リワードなど、利用者のメリットになるようなサービスを提供していきたいですね。
―ありがとうございました!
Picosweet
AR Sweet
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藤田 恵理
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