動画リワードの単価が常に上下する理由とは?CPMを左右する単価の仕組みを知り、アプリマネタイズを成功へ

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気になる動画リワードの単価

アプリのマネタイズとして動画リワードを導入した、またはこれから動画リワードの導入を考えているアプリディベロッパー様にとって、広告の単価は非常に気になる部分ではないでしょうか。

動画リワードを導入するにあたり、期待されるのはより高い収益かと思います。

動画リワードの収益性はバナーと比べてと数十倍~数百倍以上高い場合も少なくありません。

CPM1,000円以上が当たり前、と言えるほどの高い収益性を実現している広告フォーマットは動画リワードぐらいではないでしょうか。

しかし、多くのアプリディベロッパー様が一度は疑問に思うことがあります。それはどういったロジックで動画リワードの単価が決定されているかということです。

アプリビジネスにとってマネタイズは非常に重要な部分です。動画リワードも含めて配信される広告の単価は高ければ高いほどいいでしょう。

より高い単価で広告が配信され、アプリのマネタイズが成功するためには単価のロジックを理解した上で動画リワードを導入する必要があります。

今回は、動画リワードの単価が常に上下する理由とそのロジックについてご紹介したいと思います。

アプリのマネタイズも広告主とのビジネスである

前提として、動画リワードを含めたアドネットワーク広告おいてアプリのマネタイズをする上で理解するべきことがあります。

それはマネタイズとは、広告主とのビジネスのひとつであるということです。

アプリのマネタイズは、アプリディベロッパーが広告枠を作成し、広告主がその広告枠を買うことで成立しています。

当然、ビジネスの成功のためには広告主の利益に貢献する必要がある。ということに疑問はないでしょう。

つまり、動画リワードをマネタイズとして導入するにあたり、広告主の利益を意識する必要があるのです。

動画リワードの単価は広告主の利益に比例する

動画リワードの単価は広告主の利益に比例します。つまり、広告主の利益に貢献したと評価されれば単価が上がっていきます。

では、広告主の利益につながり、広告主がより高い単価で買いたがる広告枠とはどういったものなのでしょうか。

広告主が広告を出稿する理由としては、ユーザーを獲得することと、獲得したユーザーから売上が発生することにあります。

ユーザーを獲得できたことは「CV(コンバージョン)が発生した」という表現も使われます

それぞれ、ユーザーの獲得はCPIやCPA、広告から発生した売上や課金はROASというKPIで管理されています。

広告主は広告出稿により、CVが発生し、コストに見合った売上を上げれることを期待しています。

よって、動画リワードの単価は、CVの発生と売上というクライアントの利益に貢献すればするほど上がっていくのです。

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動画リワードの単価の定義はアドネットワークそれぞれ

動画リワードの単価と一言にいっても、単価の定義はアドネットワークそれぞれであることを知っておいた方がいいでしょう。それはアドネットワークによって収益の発生ポイントが違うためです。

アドネットワークごとに収益の発生ポイントはそれぞれ設定されており、代表的なところが

・CPV(再生単価)
・CPCV(視聴完了単価)
・CPC(クリック単価)
・CPI(成果報酬単価)

収益発生ポイントが違い、単価の定義が違います。

maioはCPCV(視聴完了単価)型の動画アドネットワークになります

しかし、クライアントの利益に貢献したと評価されれば単価が上がることに違いはありません。

例えば、アプリ広告主で広告出稿の評価指標がCPI(ユーザー獲得単価)であるケースを考えてみましょう。

ある広告枠でCVが多く発生しており、獲得コストも低い(=CPIが低い)場合、maioではCPCV(視聴完了単価)が上がる仕組みになっています

これは、maioではCVの発生率が高く、ユーザーの獲得効率がいい広告枠に対して、CPCVを上げ、収益性を向上されることでその広告在庫をより多く獲得しようとするためです。

一方、CPCのアドネットワークではCPC(クリック単価)が上がり、CPVのアドネットワークではCPV(再生単価)が上がります。

パブリッシャーは、収益性の高いアドネットワークに広告在庫を提供した方が収益を最大化させることができ、アドネットワークは広告在庫を最大限確保できるため、動画リワードの単価は上記のような動きになります。

CVの発生率はCVR(コンバージョンレート)という指標が用いられます。ユーザーの獲得効率が良い広告枠は「CVRが高い広告枠」として評価されます

動画リワードの収益発生ポイントの違いが生むこと

動画リワードの収益発生ポイントが違うことでどのような影響があるのかについてもふれておきたいと思います。

収益の発生ポイントが浅ければ浅い程、収益性は安定し、逆に深ければ深いほど収益性にバラつきがでる傾向にあります。

例えば、maioのようなCPCVのアドネットワークでは動画が視聴完了した段階で収益が発生します。

動画リワードの場合、ユーザーが選択して動画を視聴するため視聴完了率は高く、CPCVのアドネットワークでは安定的に収益が発生することが特徴となっています。

一方、CPIのアドネットワークでは、成果が発生した場合のみ収益が発生するようになっています。

つまり動画リワードの広告在庫が増えたとしても成果が発生しなければ収益は生まれません。しかし成果が発生した場合の報酬は高く、相性が良い広告案件(=CVが発生しやすい案件)が配信されれば高い収益が生まれます。

どの収益形態がベストなのかは常に様々な要因で変動しますが、収益発生ポイントの違いによって収益の動きに傾向があることは把握しておいた方がいいでしょう。

動画リワードの単価の上がる理由

ここまでの話を前提として、動画リワードの単価が上がる理由をまとめていきます。

成果の発生率が高い

成果(CV)の発生率が高く、効率よくユーザーを獲得できる「効果の良い広告枠」と判断された場合には単価が上がる傾向にあります。

CPI・CPA(ユーザー獲得単価)は広告主の獲得的プロモーションで利用されてきた伝統的な指標のひとつです。

最近ではリテンション率やROAS(課金・広告から発生した売上)が重要視されつつありますが、CVの発生率はまだまだ単価の調整の際に参考にされる数値となっています。

CVの発生率が高い動画リワードの広告枠に対しては、高い価格で広告が配信されるでしょう。

売上の発生率が高い

CVの発生率が低いものの、売上の発生率が高い場合も単価が上がる傾向にあります。

課金率の高いユーザーはクライアント利益を上げることに直結するため、課金が上がっている広告枠に対してはより高い単価で広告が配信されるようになるでしょう。

ユーザー体験を考慮した動画リワードの導入が必要

アプリの中に複数の動画リワードの広告枠を設定したとして、全ての広告枠が同じパフォーマンスを出せるわけではありません。

CVの発生率が高い広告枠もあれば、低い広告枠もあります。それは広告に対するユーザーの優先度に違いがあるためです。

アプリのコンテンツに近ければ近いほど広告の優先度は下がると考えられています。

例えば、広告よりも、動画リワードの視聴によりもらえるインセンティブの使用の優先度が高すぎればユーザーが広告に反応することは少ないでしょう。ユーザーは早く広告が終わり、アプリに戻ることを待ちわびているからです。

逆に、ユーザーが一段落するタイミング、そこまでアプリのコンテンツにのめり込んでいないタイミング、アプリから意識が離れるタイミングは広告を導入するタイミングとしては適切かも知れません。

そのため、ログインボーナスや、ゲームオーバー時などアプリのコンテンツが一段落するタイミングで導入されている動画リワードの単価は高くなる傾向にあります。

動画リワードの単価が下がる理由

動画リワードの単価が上がる理由と下がる理由は表裏一体のものになっています。

成果の発生率が低い

動画リワードがいくらユーザーに視聴されても、視聴されただけでアプリにすぐ戻ってしまう場合、成果が発生せず単価が下がり収益が下がってしまいます。

市場的にも、CVの発生率で単価の上げ下げがされるケースが多く、発生率が低い場合には改善は必須になります。

動画リワードはユーザーにインセンティブを与えることで動画を視聴してもらいますが、例えば1日に何回も動画を視聴でき、動画リワードの視聴がルーティーンのような作業になってしまっている場合、広告として機能せずCVが発生しないため単価が落ちる可能性があるため注意が必要です。

売上の発生率が低い

アプリディベロッパーにとっては非常に難しい問題です。

実際に発生する場面はmaioでは少ないものの、多くのCVが発生したとしても、そのユーザーから売上が発生せず広告主の利益にならないと判断された場合、単価が下げられてしまうケースもあります。

成果の発生率が低い場合は、まずは成果の発生率が高くなるに広告枠を改善してみる。プロモーションを行い、新規のユーザーを流入されてみる。アドネットワークやSSPと調整をして配信される案件をチューニングしてもらうなどの手を考えることが必要になります。

担当者とコミュニケーションを取ることも一つの手

もし、ユーザーの属性が分かっていれば、どういったユーザーが滞在しているのかアドネットワークやSSPの担当者に伝えるなどコミュニケーションを取ることも一つの手です。

ユーザーのことを十分に考えた良い広告枠であっても、ユーザーに合った広告が配信されていなければ、CVが発生し、動画リワードの単価が上がることはないでしょう。

ユーザー属性に合っていない広告の配信が目立つようであれば、担当者とコミュニケーションを取ることで配信される広告案件の調整をしてもうことで、単価を上げることができるかも知れません。

また、広告枠におけるCVの発生率はレポートとして公開されず、分からない場合も多いと思います。担当者とコミュニケーションを取ることでそういった数字もヒアリングすることができ、マネタイズを有利に進めることができるかも知れません。

動画リワードの単価を高くするには、まずはCVRの高い広告枠を目指す

動画リワードの単価を上げるには、広告主の利益になるように、CVが発生する広告枠や売上、課金が発生する広告枠を設定する必要があることが分かりました。

ただ、現実的に考えて、売上の発生率を動画リワードの導入方法によって上げていくことは難しいかも知れません。

いくら広告主にユーザーを送客したとしても、そのユーザーが売上につながるかどうかはコントロールが困難なためです。

しかし、CVRに関しては広告枠の導入方法次第で改善ができます。

マネタイズに成功しているアプリがどのように動画リワードを導入し単価を上げていけるような施策をしている研究することも重要かも知れません。

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市場的にもCVRやCPI、CV数を単価の調整の指標として用いている場合が多いため、まずはCVが発生しやすい、CVRの高い動画リワードの広告枠を設定することで単価を上げていくことが現実的でしょう。

CVの発生率はCVR(コンバージョンレート)という指標が用いられます。ユーザーの獲得効率が良い広告枠は「CVRが高い広告枠」として評価されます。

クライアントの利益を意識して動画リワードの単価を上げていく

アプリのマネタイズにおいては、広告主の利益を意識して広告枠を設定することが、単価を上げるために必要だということが分かりました。

動画リワードを導入する際には、クライアントの存在を意識して企画や開発を進め、必要であればアドネットワークやSSPの担当者と積極的にコミュニケーションを取ることが、アプリのマネタイズを成功へ導くでしょう。

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